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徒然なる自堕落日記
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とあると言っても、ここの数少ないリンク先であるKiiyan's BLOGなんですがね。
その07/04/24更新を受けての記事です。

以下あちらからのコピペで「『パン』の話」
「あなたとそして、最愛のものがいる
最愛のものはあなたにとって自らと等しい存在であり、一心同体といっても過言ではない
それは相手にも言えることである
その二人がとある町を目指していた
しかし、食料がそこをつき、このままでは両者が飢えで死んでしまう
そのとき、あなたの目の前にパンがあった
このパンは魔法のパン、全てを食べると町まで飢えで苦しむことがなく到達できるが、全てを食べなければ死を免れることはできない
半分にしても町にたどり着くことは不可能である
最愛のものはパンの存在に気づいていない
あなたはこのパンをどうするか?」
1:パンを相手にあげ、自らは死を選ぶ
2:パンを自分が独占し、相手に死を与える
3:パンを半分にし、少ないながらも両者共に生きる時間を得る
4:パンをなかったことにし、両者共に死ぬ



自分の正規の答えを先に書いておきます。

非常に卑怯な回答ですが「実際にその局面にならないと答えられない」です。
この設問を受けた時点で考えても、例えば「偽善趣味」「偽悪趣味」「意見を見た人の目」等々様々な思考が邪魔をして本当に自分にとって正しい回答はでないでしょう。

ですが、これだけじゃ単に卑怯な回答ってだけで話にならない、と言うか考えていない回答ですので、以下そうじゃない回答です。
そうじゃない回答として設問に対して十二分に考えた末での回答をだしておきます。

「3:パンを半分にし、少ないながらも両者共に生きる時間を得る」を選びます。

3の理由の後に後述しますが「1:パンを相手にあげ、自らは死を選ぶ」を選ぶというのもあります。

どちらの回答にも共通するのが「自分の心が弱い」から選んでいるということです。

まず似たような話というか状況で「カルネアデスの板」と言うのがあります。
「紀元前2世紀のギリシャで、船が難破し、乗組員は全員海に投げ出された。ある男が命からがら、一片の板切れにつかまったが、そこへもう一人、同じ板に掴まろうとする者が現れた。しかし、二人も掴まれば「板が沈んでしまう」と考えたその男は、後から来た者を突き飛ばして、おぼれさせてしまった。男は助かり、この事で裁判にかけられたが、罪には問われなかった。」
という有名な話です。

この人は「『パン』の話」での「2:パンを自分が独占し、相手に死を与える」の選択肢を選らんだわけです。

実際責める気にもなりませんし、自分がその状況になれば選んでしまうかもしれない選択です。むしろ実際に直面すれば選ぶ可能性も高いでしょう。
ですが、自分はそういう考えであるにも関わらず「『パン』の話」では3を選びます。

この二つの状況、同じような状況ですが決定的な違いがあります。

「『パン』の話」では、即座に食べなかったとしてもすぐに死ぬわけではなく、少なくとも悩む時間があり、「カルネアデスの板」では、二人が板に捕まった場合、即座に板が沈めばその時点で生存は不可能であり事態の緊急性というか即時性がきついものです、加えて両者が板に気がついていて、しかも互いは思いやる相手ではなく自分が離れれば確実に相手は捕まろうとするだろうし、また逆に突き飛ばされる可能性もあるという差です。現実として「4:パンをなかったことにし、両者共に死ぬ」というのはありえない状況です。

さて、この決定的な違いを踏まえて「『パン』の話」で3を選ぶ理由です。

3を選ぶというのは実際問題を先送りにする逃げの選択肢です、しかし同時に唯一の希望かもしれない選択肢です。
つまり、少ないながらも両者共に生きる時間を得ることで別の可能性がでてきます。

その長らえた時間に別の人とすれ違えるかもしれない、もう一つパンが現れるかもしれない、他様々な可能性があります。

さらにそういったことが起きなかったとしても非常にダークな選択肢を選ぶことで片方だけは生存することが可能です。
その選択肢は人間性を疑われる選択肢ですので白文字にして隠しておきます、どうしても見たい人だけ選択して反転させて見てください。はっきり言って死んだ方がマシかもしれない選択です。


相手(自分)を食べる(食べさせる)


もちろん、設問でそういった可能性は「絶対にない」と規定された場合は、また別の考えになるでしょう。

その場合はダークな選択肢を選ぶ理由もありませんので3は完全な逃げの選択肢となります(3で生き残るにはダークな選択をするしかなく、必ずどちらかは死ぬんですから)。

この場合の自分の選択肢は「2:パンを自分が独占し、相手に死を与える」か「1:パンを相手にあげ、自らは死を選ぶ」どちらを選ぶかはその時の心境によるので今は選べません。

ただし、相手(自分)にその場でじっとしていてもらう等最大限に生き残れる時間を延ばす選択をしてもらい、その間に単独で全速力で助けを求めに町に向かい(向かってもらい)ます。
もちろん間に合わないでしょう、それでもです。

一縷の希望にすがって、同時に自分の心への言い訳のために、これは相手を向かわせる場合も同様です。

そして現在のせっぱ詰まってない心境で選ぶ選択肢が1です、なんと言いますか、生への願望が少ないと言うか、それなら生きていたいだろう相手に生きてもらいたいかな(「カルネアデスの板」と違って思いやってる相手なんですから)って理由です。

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コメント
ほほう
可能性にかけるけど、最悪な状況は考慮して行動って感じですな
しかしなんか俺の考えってやっぱおかしいんだろうか(;´Д`)
もうそんな状況になったらノドにつまろうがパンを必死こいて食う俺が見えてくるんですがw
【2007/04/26 05:39】 NAME[きいやん] WEBLINK[URL] EDIT[]
あくまで考える時間が十二分にある場合だから
実際問題直面したらやらかす可能性のが高いだろうさ
【2007/04/26 18:55】 NAME[CBE] WEBLINK[] EDIT[]


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